気を付けよう、世の中なにが起こるかわからない 第1章 6.入院生活 | Trend_Antenna

気を付けよう、世の中なにが起こるかわからない 第1章 6.入院生活

朝は6時起床、朝食は7時、昼食は12時、夕食は18時、消灯は21時。

食事は朝昼晩、ベットの上の食事用のテーブルまで届けてくれるし、

食べ終わると下げてくれる。

主治医のS先生も1日に一度 様子を見に来てくれるし、

その日の担当の看護師さん達は、午前9時過ぎになると全員で部屋まで挨拶しに来てくれる。

夜勤の担当の看護師さん達も、午後6時頃 同様に挨拶に来てくれる。

それ以外の時間は熱や血圧を測りに来たり、熱いタオルで全身を拭いてくれ、

新しい寝巻に着替えさせてくれる。

掃除も担当の方が掃除機をかけてくれたりゴミ捨てやトイレ掃除をしてくれたり、

コロナの影響もプラスされて、拭き掃除も念入りにベット柵やテーブルなどしてくれる。

骨折して歩けない私は、殆どの時間をベットの上で過ごしていて、

暇になるとテレビをみたり、携帯で電話したり、寝たり(笑)、また携帯で遊んだり、

売店で買ってきて貰った雑誌を読んだりしている。

後は夜になると仕事を終えた旦那が面会に来てくれるくらいだ。

そんな中、午前中にプチ事件が発生した。

今の私は部屋にトイレはあるが、おしっこのクダをしてるし、紙おむつで

行く必要が無かった、しかし利尿作用の大の方がしたくなったのだ。

すぐにナースコールを押して看護師さんに相談、帰ってきた答えは

『紙おむつしてますので、そこでしちゃっていいですよ』との事。

少し戸惑いながら、言われるままベットの上で大を試みてみた。。。。。。。。。が無理。

記憶には無いが赤ちゃんの時には多分、普通にしていたであろう事が超むずかしい。

考えてみれば寝たまま大便をする習慣が無いし、重力に逆らっている。

自尊心も邪魔をしているのかも知れないが出ない。

凄い格好であったがベットを上げて右足はギブスなので伸ばしたまま

左足を曲げて座ってみた、しかし足がしびれて撃沈。

30分くらい経っただろうか看護婦さんが心配になって来てくれた。

ベットを上げたまま少しお尻をあげて頑張ってみて下さいとの事で、

お尻の下にあてがう物をくれた。

それから数分後、重力とは凄いものだ 無事に排便をする事が出来た。

その後が看護婦さんに大変お世話になった、お母さんが子供のおむつを

取り替える様に綺麗にしてもらったのである。

恥ずかしかったが、それ以上に有難い気持ちでいっぱいになった。

そして看護師さんの仕事って凄いなぁと感動した。

午後になると友人のSさんが手作りのマスクや飲み物、本などを持って

お見舞いに来てくれた。

個室で広くて綺麗だね~とか、朝昼晩、上げ膳下げ膳だね~とか、

会社で転倒した時の話や、旦那の悪口などなど、とりとめのない話していると、

あっという間に夕食前の時間になっていた。なごり惜しかったが、

また来るね~と笑顔を残して彼女は帰って行った。

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